
桜美林大学アメリカンフットボール部は、桜美林学園創立100周年となる2021年までに、甲子園ボウルを制覇して大学日本一の座に着くことを具体的な目標としています。
桜美林大学スリーネイルズクラウンズ(TNC)は、桜美林大学の特別強化クラブとして、大学が強化を全面的に支援しています。2012年に特別強化クラブに指定された時点では、関東大学3部リーグ所属でしたが、指導体制と環境を整備して毎年のように昇格を繰り返し、2020年シーズンはトップリーグである関東大学1部TOP8に所属しています。
桜美林大学の特別強化クラブであるTNCの試合には、他の特別強化クラブや学校関係者など多くの観客が集まります。TNCは大学というコミュニティが一つにまとまるシンボルとしての役割を担っています。
桜美林大学の特別強化クラブは『文武不岐』をミッションに掲げています。『文武不岐』とはスポーツと学問は同じ道の上にあるという意味です。特別強化クラブ所属の選手は、GPA1.5の基準をクリアしなければ選手として活動できないという決まりがあります。昨年は、特別強化クラブの平均GPAが、全校のGPA平均を上回る成績を収めました。TNCは特別強化クラブの中でもトップの成績を収めています。
また、学業とフットボールを通して、「今の自分を超えたい」、「新しい自分に出会いたい」という気持ちのある方を待っています。
私達のチームは学業を優先しているため、練習参加は授業終了後と定めています。 グラウンドは町田キャンパスの校舎と隣接した場所にあり、グラウンドへの移動時間や交通費を気にする必要はいりません。
施設面においては、2013年にグラウンドの人工芝化、専用ミーティングルーム改装などが完成し、今後更なる拡充を図る予定です。
桜美林大学では特別強化クラブに所属している地方出身学生を対象としたアスリート寮『啐啄寮』を、本拠グラウンドおよびキャパス至近に準備しています。啐啄寮では、管理栄養士の栄養管理の下、アスリート向けの高タンパクメニューを提供する『筋肉食堂』プロデュースの美味しくかつアスリートに最適な食事を提供しています。
TNCの本拠・桜グラウンドまで徒歩3分、大学キャンパスまで徒歩6分と好立地の啐啄寮
現在TNCの選手の約3割が高校他競技出身者です。全体の割合としては少ないと思われるかもしれませんが、2020年主将DL室伏夏清(4年/目黒学院・ラグビー)をはじめ、チームの中心として活躍している選手も少なくありません。2019年度関東大学1部BIG8のリーグ戦では、アメリカンフットボールを始めて2年にも満たないLB清水友哉(新島学園・サッカー)が、8QBサック(=守備のビッグプレーの一つ)という驚異的な記録を残してQBサック王になるなど、リーグを代表する活躍を見せている選手もいます。
フットボールを始めて2年に満たない経験ながら、リーグを代表する活躍を演じたLB49清水友哉
アメリカンフットボールはポジションによって明確に役割が別れています。また、それぞれに専門性が強く、必要とされる身体的素養や技術も全く異なるため、様々な競技の経験が生かせるスポーツです。たとえば2020年度の日本代表チームは、45名中13名が高校他競技出身者です。野球出身者はOL、TE、WR、RB、DB、サッカー出身はK/P、DB、TE、他、公式テニス(DB)、バスケットボール(DL)、ウエイトリフティング(OL)などの出身者が日本代表になっています。
2020年度よりTNCの攻撃コーディネーターを務める富永一コーチは、3月に米国プロ予備軍選抜と対戦した2020年度日本代表で共同攻撃コーディネーターを務めました。
写真提供@JAFA
選手が力を伸ばすには、能力を見極めて伸ばす指導体制が必要です。TNCでは日本一を経験した指導者が、選手の潜在能力を引き出す指導を行っています。また、関口順久監督(桜美林大学スポーツ推進センター長)は、社会人チームのコーチとして日本一を経験している他、高校日本選抜とアンダー17米国代表が戦うインターナショナルボウルで3年連続高校日本選抜のコーチを務めました。選手として2度日本一を経験し、2007年には日本代表になった寺田隆将ヘッドコーチは、長年少年フラッグフットボールの指導に携わるなど、様々なレベルに合わせた指導経験を持っています。
関口順久監督
■アリゾナ州立大学卒
1996〜1997年 PAC10優勝/ローズ・ボウル出場
2000年 アサヒビールシルバースターコーチとしてライスボウル優勝
2018〜2020年 インターナショナルボウル高校日本選抜コーチ
2019年 桜美林大学スポーツ推進センター長就任
寺田隆将ヘッドコーチ
■大阪市立大学卒
1999・2006年 オービックシーガルズで選手としてライスボウル制覇
2007年 第3回世界選手権日本代表/フラッグフットボールを通じた少年教育を行うNPO法人フラッグフットボール・マネジメント・ジャパン代表理事に就任
大学という新しい環境で新しいスポーツに取り組むことに不安を抱く方もいるでしょう。しかし、心配は無用です。TNCでは1年生一人ひとりに責任を持って面倒を見る上級生をつける『メンター制度』を採用しています。メンターはフットボールのことはもちろん、学校生活や、悩み事の相談まで、なんでも聞ける『兄貴』のような存在です。
練習は厳しく取り組みますが、それ以外で無用な上下関係はありません。
チームの卒業生は1968年の創部以来、約400名に及ぶOB OGを輩出し、現在 様々な業種において活躍し世の中に貢献しています。
2月~3月 始動期 | 週休1日 練習時間:約3時間 ※練習開始時間はグラウンドの調整により変動します |
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4月~6月 強化期 | 週休1日 練習時間:17時~ 約3時間 練習試合等を行います |
7月~8月 集中強化期 |
週休1日 練習時間:16時~ 約3時間 夏合宿等を行います ※練習開始時間はグラウンドの調整により変動します |
9月~12月 強化期 |
週休1日 練習時間:17時~ 約3時間 公式戦が始まります |
オフ予定 | 秋の公式戦終了から1月末、6月末から7月中旬 |