桜美林大学アメリカンフットボール部は甲子園ボウルを制覇して大学日本一の座に着くことを具体的な目標としています。例え高校時に成果を出せなかったとしても、また他競技では不完全燃焼だったとしても、私たちには関係ありません。共に「今ここから成長していくこと」が大切であると私たちは考えています。また私たちは「溢れる意欲」や「不屈の闘志」を持った選手が成長できる環境を提供しています。
桜美林大学スリーネイルズクラウンズ(TNC)は、桜美林大学の特別強化クラブとして、大学からチーム強化に関して幅広い支援を受けています。2012年に特別強化クラブに指定された時点では、関東大学3部リーグ所属でしたが、指導体制と環境を整備することで毎年のように昇格を繰り返し、2020年シーズンには甲子園ボウル(大学日本一)を目指すことのできるトップリーグ関東大学1部TOP8に所属することとなりました。そのTOP8リーグにて優勝も視野に入れた戦いをしています。
桜美林大学の特別強化クラブであるTNCの試合には、他の特別強化クラブの学生や学校関係者など多くの観客が集まります。TNCは大学というコミュニティが一つにまとまるシンボルとしての役割を担っています。
毎週金曜日をトレーニング及び勉強の日として、1週間の課題や翌週に向けての予習を取り組む時間を設けおり、各々が学業にも真剣に取り組んでいます。
桜美林大学の特別強化クラブは『文武不岐』をミッションに掲げています。『文武不岐』とはスポーツと学問は同じ道の上にあるという意味です。特別強化クラブ所属の学生は、GPA1.5の基準をクリアしなければ選手として活動できないという決まりがあります。学業とアメリカンフットボールのどちらにも全力で取り組むことで「今の自分を超えたい」「新しい自分に発見したい」という志のある人を私たちは待っています。また、私達のチームは学業を優先しているため、練習時間は授業終了後に定めています。グラウンドは町田キャンパスの校舎と隣接した場所にあり、グラウンドへの移動時間や交通費を気にする必要はありません。(※BM学群は新宿キャンパスに移転となったため移動に多少時間がかかります。)
施設面においては、2013年にグラウンドの人工芝化、ロッカールームの拡張および改修、専用ミーティングルーム改装などが完成しました。アメリカンフットボールに集中できる環境が整備されています。
桜美林大学では特別強化クラブに所属している地方出身学生を対象としたアスリート寮『啐啄寮』を、本拠グラウンドおよびキャパス至近に準備しています。啐啄寮では、管理栄養士の栄養管理の下、アスリート向けの高タンパクメニューを提供する『筋肉食堂』がプロデュースした美味しくかつアスリートに最適な食事を提供しています。また週末や大学休暇期間等の練習後には『筋肉食堂』プロデュースの弁当(ケータリング)を用意しており、練習後に疲労した身体をすぐに回復させるための工夫をしています。
TNCの本拠・桜グラウンドまで徒歩3分、大学キャンパスまで徒歩6分と好立地の啐啄寮
現在TNCの選手の約3割が高校他競技出身者です。全体の割合としては少ないと思われるかもしれませんが、他競技出身の選手がチームの中心として活躍しています。2022年1月にはアメリカの大学オールスター選手が集まる「フラボウル」にTNCからWR#83宮澤稜(埼玉栄:サッカー)が選出されました。桜美林大学アメリカンフットボール部では、他競技出身者のスポーツ推薦制度の活用も行っています。詳しくは本ホームページのお問い合わせフォームからお問い合せください。
2021年はALL関東学生24にも選ばれ、リーグを代表する活躍を演じたWR#83宮澤稜
アメリカンフットボールはポジションによって明確に役割が別れています。また、それぞれに専門性が強く、必要とされる身体的素養や技術も全く異なるため、様々な競技の経験が活かせるスポーツです。たとえば2020年度の日本代表チームは、45名中13名が高校他競技出身者です。野球出身者はOL、TE、WR、RB、DB、サッカー出身はK/P、DB、TE、他、公式テニス(DB)、バスケットボール(DL)、ウエイトリフティング(OL)などの出身者が日本代表になっています。
アメリカンフットボールは様々な体型、様々な能力を持った選手たちが集まっています。自分の長所を活かして、それぞれの役割を遂行することで、チームに貢献できるチームスポーツです。
選手が力を伸ばすには、能力を見極めて長所を伸ばす指導体制が必要です。TNCでは日本一を経験した指導者が、選手の潜在能力を引き出す指導を行っています。玉井摂人コーチは、社会人チームにて日本一を経験し、2003年のワールドカップ日本代表選手としても優勝に貢献した経歴を持ちます。また、大学時代はキャプテンとしてチームをまとめてあげて上位リーグへと導いた実績があります。寺田隆将コーチは、社会人チームにて2度の日本一を経験し、2007年のワールドカップでは日本代表選手としてプレーした経歴を持つだけでなく、NPO法人を立ち上げて10年以上も少年たちへのフラッグフットボールの指導に携わっており、様々な年齢レベルに合わせた指導実績を持っています。
河本真治コーチ
◾桜美林大学卒
【プレイヤーキャリア】
1989年〜2001年 オンワードオークス所属
【コーチングキャリア】
2002年 世田谷ブルーサンダースコーチ
2003〜06年 オンワードスカイラークス(現相模原ライズ)攻撃コーチ
2006〜13年 早稲田大学ビッグベアーズ攻撃コーチ
2014年 TNC WRコーチに就任
寺田隆将アスレティックディレクター
■大阪市立大学卒
1999・2006年 オービックシーガルズで選手としてライスボウル優勝
2007年 第3回アメリカンフットボール世界選手権日本代表(DB)
/NPO法人フラッグフットボール・マネジメント・ジャパン理事長
大学という新しい環境で新しいスポーツに取り組むことに不安を抱く人もいるでしょう。しかし、心配は無用です。TNCでは1年生一人ひとりに担当の上級生がついて日常をサポートする『メンター制度』を採用しています。メンターはフットボールのことはもちろん、学校生活や、勉強のこと、日常の悩み事の相談まで、なんでも聴ける『兄貴』のような存在です。
フィールドでの練習は厳しく取り組んでいますが、それ以外での無用な上下関係はありません。
フィールドに入れば上級生も下級生もありません。チームの代表選手としてプレーします。特にTNCでは先輩後輩の関係というよりもお互いが仲間でありチームメイトであるという関係性が生まれています。
チームの卒業生は1968年の創部以来、約400名に及ぶOB OGを輩出し、現在 様々な業種において活躍し世の中に貢献しています。
以下、主な1年間の活動内容です。
2月~3月 始動期 |
週休1日 フィールド練習:約2時間 ※ウエイトトレーニングを積極的に行う期間です。 ※練習開始時間はグラウンドの調整により変動します |
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4月~6月 強化期 |
週休1日 フィールド練習:17時~ 約3時間 ※週2日ウエイトTRのみの日があります ※主に基礎動作と基本プレーを身につける練習 ※練習試合等も積極的に取り組みます |
7月~8月 集中強化期 |
週休1日 フィールド練習:16時~ 約3時間 ※夏合宿を行います。ウエイトTRも継続して取り組みます ※練習開始時間はグラウンドの調整により変動します |
9月~12月 試合期 |
週休1日 フィールド時間:17時~ 約3時間 ※公式戦がスタートします ※試合に合わせたチーム練習が多くなります |
オフ期間 (予定) |
・12月中旬(試合終了後)〜1月末 ・7月中旬〜7月下旬 ※大学テスト期間に合わせてOFF期間があります ※大学の学事歴によって変更することがあります |